採用オウンドメディアとは?事例や始め方をご紹介!【アルバイト採用担当者向け】
2023.02.06
近年、自社でメディアを持ち、能動的に情報発信をしていく「オウンドメディアリクルーティング」を推進する企業が増えています。
オウンドメディアとは、自社で100%コントロールすることのできるコンテンツのことを指します。
掲載情報に制限がなく、自社の雰囲気や魅力を自由に発信できることが大きなメリットです。
入社後のミスマッチの減少にもつながり、アルバイト採用においても有効な採用手段の一つといえます。
しかし、採用系オウンドメディアに関する情報は社員採用を想定したものが多く、
アルバイト採用におけるオウンドメディアの活用方法はあまり知られていません。
そこで今回は、参考にしたいアルバイト・パート採用向けのオウンドメディアをご紹介します!
当社では、お客様の「自社らしさ」を最大限に表現するための採用オウンドメディアを
構築するサービスを提供しております。
下記記事にサービスをご紹介しています。ご興味がある方はご覧ください!
採用オウンドメディアとは?求人サイトや自社採用HPとの違いについて
採用オウンドメディアとは?
企業が採用活動を目的として潜在候補者(未来の求職者)からの認知度を高めるために能動的に
情報発信をするWEBサイトのことを指します。
採用オウンドメディアでは、主に会社のビジョンやカルチャー、自社商品の紹介、社内イベント、社員スタッフインタビューや1日の仕事風景など多岐にわたって情報発信ができ、自社にマッチする人材の確保を促進することができます。
求人メディアや採用サイトとの違い
求人サイトや採用サイトは求人情報の発信と応募窓口の役割が大きく、採用オウンドメディアのように会社のカルチャーやビジョンなどの発信はせず、決められた文字数や枠の中で採用に関する
情報のみ発信するという点に違いがあります。
採用オウンドメディア導入のメリット・デメリット
それでは採用オウンドメディアを導入するメリット・デメリットはどのようなことが考えられるでしょうか。
ご希望される担当者様には貴社における「採用オウンドメディア構築」についての企画を作成の上、ご送付致します。下記フォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。
メリット
・自社の認知度向上
コーポレートサイトや採用サイトでは伝えきれない、会社のビジョン、スタッフインタビューや自社商品の紹介など様々なコンテンツを定期的に発信することで検索キーワードからの流入が増加し
認知度向上に繋がります。また、SNSなどでシェアすることで自社を認知していない層にもさらに認知拡大させることが可能となります。
・欲しい人材が集まりミスマッチが防げる
採用オウンドメディアでは、掲載制限がなく自由に且つリアルに職場の情報を伝えることができるため、自社に共感した求職者からの応募が多く、入社前のイメージと違ったというミスマッチも少ない傾向にあります。
・掲載情報が資産として蓄積される
求人広告だと掲載期間に制限があり、掲載終了後はサイトからデータが削除されてしまいます。
オウンドメディアであれば掲載期間がなく、オウンドメディアサイトや記事自体を非公開にしなければ削除されることはありません。そのため、継続してSEO対策をおこなっていればGoogleでの検索順位が上位に表示され、サイト流入数がより増加される可能性があり求職者に訴求し続けることができます。
デメリット
・成果がでるまでに時間がかかる
採用オウンドメディアは基本的に検索エンジンからの流入となるため、SEOを意識してコンテンツ作成をする必要があります。SEO対策をしたからといってすぐにがGoogleに評価されるわけではなく、検索結果で上位表示されるのに数ヶ月はかかります。
そのため、求人サイトのように短期間で成果を得ることは難しく、中長期的な目線で成果を追っていく必要があります。
・初期費用がかかる
まずはサイトを立ち上げるために、WEBサイト構築やデザイン、ドメイン取得、ページ作成や記事作成などの初期費用が発生します。その他に、サイト運用のノウハウをお持ちの方が社内にいない場合、外部にコンサルを依頼するケースが発生するとさらに費用がかかります。
参考にしたいアルバイト採用向けオウンドメディア事例
オウンドメディアを求職者に見てもらうためには、求職者が検索エンジンで検索するような
キーワードで記事を書く、SEO対策が必須です。
また、「従業員インタビュー」や「自社サービスへの想い」といった、職場の雰囲気や企業の特色を伝えるためのコンテンツも欠かせません。
ここでは、オウンドメディアの具体的な運用方法と活用方法をご紹介します。
事例1:先輩スタッフへのインタビューでリアルな職場イメージを発信
全国に店舗展開する大手飲食チェーンが運営する採用オウンドメディアでは、
本部の社員、製造担当、現場の店長、パートなど、多様なポジションのスタッフのインタビューが掲載されており、企業の価値観や職場の雰囲気の発信に焦点が当てられています。
スタッフへのインタビューでは、入社の経緯、仕事のやりがいやエピソード、職場の雰囲気、
一日のタイムスケジュール例など、リアルなストーリーを掲載。
読み手の共感を呼び込み、入社後のイメージをしやすいように工夫されています。
なお、先輩スタッフや社員へのインタビューは、多くの企業が採用オウンドメディアで取り入れているコンテンツです。
コンテンツの内容としては、以下のような内容を伝えることが効果的です。
【スタッフインタビュー記事のコンテンツ例】
◎スタッフのプロフィール
◎入社したきっかけ
◎現在の仕事のやりがい
◎一日のスケジュール
◎職場の雰囲気や風土、カルチャーなど
事例2:求職者の検索ニーズに応えるコンテンツを展開
★コールセンターで働くメリット★
①誰でも仕事につきやすい
・オフィスワーク未経験者であっても、丁寧なマニュアルや研修があるため安心
・肉体的な疲労感がないため、体力に自信がない方にもおすすめ
・家事や子育てに忙しい主婦の方でもシフトが組みやすい
②リラックスして働ける
・服装や髪型に関しての厳しいルールがない
・休憩ルームやカフェ等の設備をもつ企業もあり、快適に働ける
③多くのスキルが見につく
・正しい言葉遣いやメール/電話のやり取りの方法など、基本となるビジネスマナーを
自然と習得できる
・WordやExcelなどを使用するケースが多く、一般的な事務職に求められるスキルが身につく
また、求職者がイメージしがちな以下のようなデメリットに対しても、丁寧に回答することで
応募者の不安解消を図っています。
★コールセンターの気になるデメリットのQ&A★
Q.座りっぱなしで大変ではないか?
A.1時間の休憩以外に、数時間ごとに10分程度の短いリフレッシュタイムがある
Q.会話が上手くできないと仕事は難しいのではないか?
A.コールセンターは、業務の水準を統一することが求められるため、
確立されたマニュアルや研修が準備されている
Q.クレーム対応は怖くないか?
A.実際は、コールセンターに寄せられるクレームはそれ程多くなく、
クレームが寄せられた場合も先輩がフォローに入る
事例3:文章だけでは伝わりづらい情報を動画で発信
最近では、採用オウンドメディアに動画コンテンツを掲載し、文章では伝わりづらい情報を
発信する企業も増えています。
あるアパレル企業のオウンドメディアでは、仕事のやりがいや職場の雰囲気などについて
語られる一般的なスタッフインタビューのほか、
「スタッフは自社ブランドの服を着なければいけないのか?」「販売ノルマはあるのか?」
といった求職者の気になる疑問について、現役スタッフが座談会形式で答える動画を掲載しています。
動画のメリットは、文章に比べて短い時間で多くの情報量を伝えられること。
動画のコンテンツ例としては、以下のような内容がおすすめです。
【採用オウンドメディアに掲載する動画コンテンツ例】
◎仕事内容(アルバイト・パートスタッフの仕事風景、朝礼の様子、ランチタイム、接客の様子など)
◎職場の雰囲気(休憩室、更衣室、仕事場の紹介など)
◎スタッフインタビュー(3~4名のスタッフ座談会、上司となる社員からの応援メッセージなど)
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採用系オウンドメディアの始め方とポイント
アルバイト・パート採用におけるオウンドメディアの活用事例をご紹介してきました。
しかし、オウンドメディアを活用するためには、そもそもどのような準備が必要で、メディア開設後には何をすれば良いのでしょうか。
ここでは、オウンドメディアの始め方や開設後の運営方法についてお伝えします。
ターゲットを明確にし、自社の魅力を整理する
まずは、自社で採用したい求職者を具体的にイメージしてみましょう。
ターゲットを明確にしていなければ、企業と求職者のミスマッチが発生しやすくなります。
例えば、大学生の方をターゲットとして募集したいのであれば、就職活動の際に有利となりそうな研修制度の紹介や、現役の大学生スタッフへのインタビュー記事を作成するなど、具体的な方向性が見えてきます。
ターゲットが決まったら、自社の魅力だと思われることを列挙してみて、ターゲットとする求職者にとっては自社のどのような点が魅力に感じてもらえるかを整理しましょう。
サイトを設計する
ターゲットが明確になり自社の魅力が整理できたら、メディア全体の設計を行います。
SEOキーワードの選定や、インタビューやレポート記事のテーマのリストアップ、SNSなどで
二次拡散を狙う方法について検討しましょう。
【(参考)掲載するコンテンツ例】
◎検索ニーズに対応する記事(「職種名×やりがい」「職種名×面接」「職種名×服装」などで検索するユーザーへのアンサーとなる記事)
◎既存スタッフのインタビュー事例
◎創業者や経営者の考え方
◎自社サービスや製品への想い
◎働き方に関する取り組み
◎社内イベント情報
更新頻度を下げないことが重要!
オウンドメディアを立ち上げたものの、更新頻度が低かったり、数記事しか公開されていなければ意味がありません。
一定数の記事がなければ、検索サイトでも上位に表示されないですし、せっかく認知されても更新頻度が低ければリピートユーザーを作ることは出来ません。
せっかくオウンドメディアを立ち上げるのであれば、しっかりと効果を出せるよう、
継続的に続けられる体制を作ることが非常に重要です。
アルバイト・パート採用においてオウンドメディアを成功させるために
ここまでアルバイト・パート採用におけるオウンドメディアリクルーティングの事例や
運用方法を紹介してきました。
昨今、オウンドメディアの重要性が高まっていますが
オウンドメディアの活用にあたっては、以下が求められます。
◎運用担当者の設置が必要
◎Googleトレンドを常にウォッチする必要がある
◎SEOに関する知見が必要
◎効果が出るまで時間がかかる
◎継続的な運用が必要になる
ノーザンライツでは、採用オンドメディアのコンテンツ企画から運用のコンサルティングまで、幅広くサポートしています。
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企業様は、お気軽にお問合せください!