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採用事例からみる外国人介護人材の受け入れ方法と気を付けるべきポイント

2019.12.2

介護人材不足が深刻化するなか、2019年4月には外国人の新しい在留資格「特定技能」が創設されるなど外国人介護人材に注目が集まっています。一方で他国に比べ外国人材の受け入れが進んでない日本においては、介護事業者から制度や受け入れに関して不安の声も多く聞かれるのが現状です。そこで今回は外国人介護人材の受け入れ事例をもとに人材の受け入れ方法やポイントついてご紹介します。

外国人介護人材の受け入れ方法とは

外国人介護人材を受け入れるための方法はいくつかあります。制度内容をきちんと理解しそれぞれのメリットとデメリットを考えたうえで検討を進めていきましょう。

介護人材受け入れのための4つの枠組み

1.EPA(経済連携協定)-特定活動ビザ-

EPA(経済連携協定)は、インドネシア・フィリピン・ベトナムの3カ国から介護福祉士候補者として外国人を受け入れる制度です。介護福祉士の資格取得まで最大4年間の滞在が認められており、資格取得後は3年ごとに更新できるため長期的に働いてもらうことが可能です。一方で仕事をしながら日本語を学習するため滞在期間内に介護福祉士資格を取得することは容易ではなく、受け入れ側の配慮も求められます。

2.技能実習ビザ

技能実習制度は日本で技術を学び、帰国後に母国でその経験を活かすための制度で「介護」は2017年に加えられました。技能実習生は最長5年間の滞在が認められていますが3年目終了後に一旦帰国する必要があります。デメリットとしては永続的な勤務はできないこと、また人材のミスマッチや給与未払いなども問題になるケースがあります。受け入れを行う際は、現地の送り出し機関や日本国内の管理団体が信頼できる組織かどうかしっかりと確認する必要があるでしょう。

3.介護ビザ

介護ビザは、日本で介護福祉士の国家資格を取得した外国人の長期間の就労を認めるビザです。5年ごとに更新が必要ですが家族滞在ビザの申請も認められているため、家族がいる方も長期間日本で働くことができます。ただし日本の介護福祉士養成施設(専門学校等)を卒業して「介護福祉士」の国家試験に合格した外国人の方が対象となるため、要件を満たす人材は多いとはいえません。

4.特定技能ビザ

2019年4月からは、特定技能ビザにより介護施設等で就労することも可能になりました。在留期間は4か月、6か月、1年となっており通算5年まで更新可能ですが、家族の帯同は認められていません。

初めての受け入れにはインターンシップの活用がおすすめ

外国人介護士を初めて受け入れる際やこれまでにない国籍の方の採用をする場合は、事業者様だけではなく入居者の方にとっても不安が大きいものでしょう。そんなときは、インターンシップ等を活用して外国人学生を短期間受け入れてみることをおすすめします。

なお日本の介護事業者が外国人学生をインターンシップに呼び寄せる場合は、できるだけ大学等の専攻とインターンシップの内容に関連性を求められる場合もあります。また事業者、学生ともに実りあるインターンシップとするためにも、インターンシップ中に行ってもらう仕事の整理やカリキュラムの作成、指導体制の確保など受け入れ側の準備も重要です。

インターンシップにもビザは必要ですが、大学の単位取得可否や報酬の有無、滞在期間によって求められる種類が大きく変わってくるため事前に条件を規定・確認しておきましょう。

外国人の受け入れ事例からみる介護施設の対応方法と注意点

外国人介護士の受け入れ制度については理解していても、実際に受け入れるとなった場合の入居者の方の反応や施設側の対応を不安に感じる方も多いと思います。

ここでは、弊社が実施した高齢者福祉施設での外国人材のインターンシップ事例をもとに、入居者の方からの声や受け入れ側の対応のポイントについてお伝えします。

受け入れ前と後の心境の変化

弊社では2019年6月25日から7月4日の間、高齢者福祉施設にインドネシア人学生2名を受け入れるインターンシップを実施しました。受け入れ側の施設ではこれまで外国人介護士を採用したことがなく、求められる対応や入居者の反応を見たいということから受け入れを決定。インターンシップに参加したのはインドネシア人大学生で、日本の介護現場を体験しながら日本語のスキルアップもめざしたいという理由から参加しました。

受け入れ前、施設側のスタッフは次のような不安があったといいます。

・入居者とのコミュニケーションがとれるのか、イスラム教徒の慣習に対応できるのかなど、知らないがゆえの怖さや不安があった

・インターン生はイスラム教徒の女性が頭や身体を覆うヒジャブを着用しており、利用者様やご家族の反応が気がかりだった

一方で実際に受け入れを行ってみると想像以上に入居者の方の反応も良く、多くの心配は杞憂に終わったという声が多く寄せられました。

・入居者の方は、外国の文化や言葉に興味を持って質問している場面もあり非常に良い機会だった

入居者の方の笑顔が増え、さらにそのご家族の方々も興味を持ってくれて、「頑張ってくださいね」などとお声がけいただいた

・宗教や文化など特別な配慮が必要なのではないかと心配だったが、一緒に働く上でそんなことは関係ないと知ることができた

・インターン生がイスラム教徒だったため1日5回のお祈りを行っていたが、勤務中は施設内にある利用者様の家族用の部屋を使用したため問題はなかった

このように、今回のインターンシップでは外国人の受け入れを入居者やそのご家族の方も歓迎され、宗教など文化の違いによる大きなトラブルもなく終えることができました。

課題は受け入れ体制作りとコミュニケーション

外国人ならではの慣習や文化による問題はなかった一方で、介護業界ならではの専門用語に学生側が戸惑う場面もあり、受け入れ側のコミュニケーション方法にも工夫が必要だと感じたそうです。

例えば介護業界の現場では「褥瘡(ジョクソウ)」「訪室(ホウシツ)」「臥床(ガショウ)」など、日本人でも耳慣れない言葉が数多くあります。施設では日常的に使用されている「ホウシツはすんだ?」や「〇〇さんはガショウからの起き上がりが困難だから」などの会話は、たとえ日本語レベルが高い外国人学生であっても理解することは難しいでしょう。

なお今回のインターンシップで参加した2名はいずれも日本語検定2級以上と上級レベルの学生でしたが、初級~中級レべルといわれる日本語検定3級~4級の外国人が介護現場で働く場合はさらなる困難が予想されます。

さらに、受け入れ側の体制作りも非常に重要です。インターンシップの受け入れ施設の方からは「忙しい介護現場では時間帯によっては指示できないことがあり、インターンシップ生にどのようなことをしてもらうか事前の準備が重要だと感じた」という声もいただきました。より効果的なインターンシップにするためには、期間中の目標を提示しインターンシップを終えた後に学生へのフィードバック等を行うことも求められるでしょう。

外国人学生にとっても慣れない環境のなかで働くことは負担が大きく、言葉にできない不安を抱えていることも少なくありません。なるべく簡単な言葉を使い、どのようなことをしてほしいのか明確な指示を行うように心がけましょう。

外国人介護士の受け入れ促進に向けて

外国人介護士の受け入れにあたっては、彼らをサポートする専用のスタッフを設置する、余裕のある時期に受け入れを開始するなど施設側の工夫や配慮も必要でしょう。また、すぐに外国人を採用することがハードルが高い場合はトライアルとしてインターンシップを活用することも有効です。

厚生労働省が公表した推計によれば、国内における介護人材は2025年度に約34万人が不足する見込みで、介護施設にとって人材の確保は大きな課題です。外国人材の活用をぜひ一度検討してみてください。

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