アルバイト採用

2026.10.27

採用KPIテンプレートとは?目標から逆算する5ステップ【無料Excel配布】

採用KPIテンプレートとは?目標から逆算する5ステップ【無料Excel配布】

採用活動で「応募から内定までの各工程に時間がかかっている」「目標採用数に対して何件の応募が必要か分からない」という課題を抱えていませんか。

採用KPIは上記のような課題を解決するために、各選考プロセスの達成度を測る重要な指標です。

この記事を読めば、自社の選考フローに合わせて目標達成に向けた必要数値(KPI)の逆算と、リアルタイムな進捗管理ができる状態になります。

この記事でわかること
  • ・採用活動をデータで可視化するKPIの基本的な役割
  • ・目標採用人数から逆算して必要な応募者数を算出する手順
  • ・応募数不足や内定辞退など、採用課題別の具体的な改善策
  • ・すぐに使える採用KPI管理Excelテンプレートの活用方法

「あと何件応募が必要?」がすぐわかる 採用KPI逆算シートを無料配布中

採用目標を立てても「何件応募が必要なのか分からない」「面接数は足りているのか判断できない」「どの選考フェーズに課題があるのか見えない」
という状態では、採用活動を改善することができません。 本資料では採用目標から必要応募数を自動逆算し、週次進捗や歩留まり率を管理できるExcelテンプレートを提供しています。

20秒完了資料DLはこちら

採用活動の成果を可視化する「採用KPI」とは?

採用KPIとは採用活動における各プロセスの達成状況を定量的に評価するための「中間目標指標」です。

具体的には、「応募数」「書類選考通過率」「面接設定率」「内定承諾率」など各選考フェーズの数値を指します。

これらの指標を定期的に観測すると、採用活動が計画通りに進んでいるか、どこに課題があるのかを客観的に把握できるようになります。

採用KGI(最終目標)との違い

KGI(Key Goal Indicator)が「最終目標指標」を意味するのに対し、KPIはKGIを達成するための中間指標です。

採用活動におけるKGIは、多くの場合「採用予定人数の達成」となります。

つまりKPIは「期間内に〇名採用する」というKGIを達成するために、各選考フェーズでクリアすべき数値目標です。

KGI(最終目標) KPI(中間目標)
3か月でアルバイト30名採用する 応募数:70件
面接設定率:80%(56件)
面接実施率:75%(42件)
採用率:71%(30名)

KPIの達成を積み重ねると、最終的なKGI達成につながるという関係性です。なお採用活動を進めていくうえで、採用KGIとKPIが逆転してしまわないよう注意が必要です。

採用KPIを設定するメリット

採用KPIを設定するメリットは採用活動の属人化を防ぎ、データに基づいた戦略的な意思決定を可能にするためです。

複数名での採用活動や担当者の変更があった場合、進捗状況が曖昧になりゴールを見失う可能性があります。また担当者の勘や経験だけに頼った採用では、成果の再現性が低く、担当者が変わるとノウハウが失われるリスクがあるのです。

KPIの設定により採用プロセス上のボトルネックが数値で明確になり、具体的な改善策を打つことができます。

よって採用コストの最適化や選考スピードの向上が期待できます。

採用KPIテンプレートで管理すべき主な指標

採用KPIテンプレートでは、採用活動全体を可視化するために各選考フェーズの数値管理が重要です。採用フェーズごとの指標は以下のとおり。

フェーズ KPI例
母集団形成 応募数、閲覧数、応募率
書類選考 書類通過率
面接設定 面接設定率
面接実施 面接実施率
選考 面接通過率
内定 内定率
承諾 内定承諾率
入社 入社率
コスト 採用単価、媒体別費用

採用KPI設定と逆算シミュレーションの5ステップ

採用KPI設定と逆算シミュレーションの5ステップ

採用KPIを効果的に活用するには、最終目標から逆算して各指標を設定するロードマップを立てることが不可欠です。

なぜなら目標達成までの論理的な道筋(KPIツリー)を描くことで、必要なアクションが明確になります。

ここでは、具体的な5つのステップに分けてKPIの設定方法とシミュレーションの立て方を解説します。

ステップ1:KGIとなる採用目標(入社人数)を明確にする

まず、採用活動の最終ゴールであるKGIを具体的に設定します。

「いつまでに」「どの部署で」「何名」採用するのかのKGIを明確に定義することが、KPI設定において重要です。

 

例)今期1年間で営業職を5名採用する。

 

このKGIが後続のすべてのKPIを算出する際の基点となるため、経営層や事業部門と合意形成を図った上で確定させる必要があります。

ステップ2:自社の選考フローと各フェーズの歩留まり率を洗い出す

次に、自社の採用選考がどのようなプロセスで進むのかをすべて書き出します。

例えば「応募→書類選考→一次面接→二次面接→最終面接→内定→入社」といった流れです。
続いて、過去の採用実績データから、各プロセス間の通過率を算出します。

 

例)100件の応募に対して書類選考通過が30名
→書類選考通過率:30%

 

この数値を各フェーズで算出することで、自社の採用プロセスの現状を正確に把握できます。

 

【参考】中途採用における歩留まり率の目安

自社の過去データがない場合、一般的な数値を参考に目標設定を行うことも有効です。
株式会社ゼクウがが1,496名の採用担当者を対象に実施した調査では、以下の結果が分かりました。

 

<中途採用における平均的な歩留まり>
「面接予約率55.4%」「面接実施率57.1%」「面接通過率44.4%」「内定承諾率64.1%」

 

応募者100名のうち、最終的に入社まで至るのは約6名です。例えば応募者が100名いた場合、平均的な歩留まり率で進んだケースは以下のようになります。

 

選考フェーズ 歩留まり率 人数イメージ
応募者数 - 100名
面接予約 55.4% 55名
面接実施 57.1% 31名
面接通過 44.4% 14名
入社 64.1% 9名

参照:株式会社ゼクウ | 「応募への初動『5分未満』は予約率67.5%、業界平均55.4%・『3日以上』は45.8%」

応募数を増やすことだけが採用成功に繋がるわけではありません。例えば面接予約率を55%から70%へ改善できれば、採用数を大きく伸ばせるかもしれません。

そのため採用数だけでなく、それぞれの指標を継続的に管理することが重要です。採用の歩留まりについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

  採用歩留まり改善のポイント | 雇用形態別の原因や取り組みのコツを紹介

ステップ3:目標入社人数から逆算して必要な応募者数を算出する

ステップ1で設定したKGI(目標入社人数)と、ステップ2で算出した各選考フェーズの歩留まり率を使って、目標達成に必要な応募者数を逆算します。

例えば目標入社人数が1名で内定承諾率が50%の場合、2名に内定を出す必要があります。

同様に最終面接通過率が50%なら4名、一次面接通過率が50%なら8名、書類選考通過率が50%なら16名の応募が必要、というようにKPIツリーを遡って計算します。

ステップ4:採用チャネルごとのKPIを設定し、予算配分を最適化する

算出した総応募者数を獲得するために、どの採用チャネルをどの程度の割合で活用するかの計画が重要です。

各チャネルの過去の実績を分析し、目標達成に向けて最も費用対効果の高い組み合わせを検討します。

例えばIndeedPLUSや求人ボックスなど複数の媒体データを集約し、予算を使いすぎている店舗やチャネルの予算を、採用が困難な領域へ集中投下するといった予算の最適化を実行します。

ステップ5:KPIの進捗を管理・運用するチーム内のルールを決める

設定したKPIを形骸化させないために、チーム内での運用ルールを定めます。

具体的には、「誰が」「いつ」「どの数値を」「どこに」記録するのかを明確にします。

例えば、「毎週月曜日の午前中に、採用担当者が各チャネルの応募数と選考通過数をKPI管理シートに更新する」といったルールです。

採用KPIを適切に管理するためには、定期的に進捗を確認する場を設けることが重要です。

目標に対する進捗状況を継続的に把握し、計画との乖離が生じた際には早期に原因を分析して改善策を実施することで、目標達成の確度を高めることができます。

よくある失敗:過去データがない場合に陥る目標設定の罠

過去の採用データが蓄積されていない場合、歩留まり率を感覚で設定してしまうことがよくある失敗例です。

希望的観測に基づいた高い歩留まり率を設定すると、必要な応募者数を過小評価してしまい、結果的に採用目標が未達になるリスクが高まります。

データがない場合はまず業界平均や前述の目安を参考にするか、あるいは少し厳しめの数値でシミュレーションを行い、現実的な目標を立てることが重要です。

実績を記録し、徐々に自社のデータに基づいた精度へ高めていく運用が求められます。

「あと何件応募が必要?」がすぐわかる 採用KPI逆算シートを無料配布中

「あと何件応募が必要?」がすぐわかる 採用KPI逆算シートを無料配布中

採用目標を立てても「何件応募が必要なのか分からない」「面接数は足りているのか判断できない」「どの選考フェーズに課題があるのか見えない」
という状態では、採用活動を改善することができません。 本資料では採用目標から必要応募数を自動逆算し、週次進捗や歩留まり率を管理できるExcelテンプレートを提供しています。

20秒完了資料DLはこちら

KPIの数値から課題を発見!ボトルネック別の具体的な改善アプローチ

KPIの数値から課題を発見!ボトルネック別の具体的な改善アプローチ

採用KPIを管理する最大の目的は、採用活動における課題を発見し改善することです。KPIの数値が目標に達していない場合、特定の選考フェーズにボトルネックが存在するかもしれません。
ここでは、よくある課題とそれに対する具体的な改善アプローチの例を紹介します。

課題①:目標に対して応募数が不足している

応募数が目標に届かない場合、求職者に求人が見られていない、または魅力が伝わっていない可能性があります。

 

【こんな状態になっていませんか?】
・求人を掲載しているのに応募が集まらない
・閲覧数はあるのに応募につながらない
・応募単価が上がり続けている
・店舗によって応募数に大きな差がある

 

上記のような場合、掲載している求人媒体の選定がターゲットと合っているかを見直すとともに、求人原稿の内容を抜本的に改善する必要があります。

 

対策:求人原稿でターゲットに響く「自社ならではの魅力」を言語化する
→単なる募集要項の羅列ではなく、ターゲットが「ここで働きたい」と感じるような独自の魅力を伝えること
 (例)・現場の社員が感じている仕事のやりがい
   ・職場の人間関係やチームの雰囲気
   ・未経験への教育体制
   ・シフトの柔軟性や働きやすさ

 

その情報をもとに、ターゲットの心に響くクリエイティブな表現で求人原稿を作成し、他社との差別化を図ります。
求人原稿作成のコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。

  求人原稿作成のコツとは? | 具体例や注意するべきポイント

課題②:書類通過後から面接に至る歩留まりが低い

応募は集まっているにもかかわらず面接につながらない場合、応募者対応のスピードやコミュニケーション方法に課題がある可能性があります。

 

【こんな状態になっていませんか?】
・応募は入るのに面接設定まで進まない
・面接日程の連絡がつかない応募者が多い
・面接当日のキャンセルや無断欠席が発生している
・応募数は足りているのに採用につながらない

 

上記のような場合、応募者への初動対応のスピードや連絡方法を見直す必要があります。特に求職者は複数の企業へ同時に応募しているケースも多く、対応の遅れがそのまま離脱につながることも少なくありません。

 

対策:応募後の初動スピードを改善する
→応募者の熱量が高いうちに接点を持ち、面接設定までスムーズにつなげること
(例)・応募から1時間以内の連絡をルール化する
   ・電話だけでなくSMSやメールも活用する
   ・面接候補日時を複数提示する
   ・面接前のリマインド連絡を実施する

 

応募直後は求職者の関心が最も高い状態です。迅速な対応を徹底することで、面接設定率や面接実施率の改善が期待できます。応募者対応効率化によって採用率を向上させた事例は、以下の記事をご覧ください。

  採用チャットボットで採用率や夜間応募の面接設定率の向上

課題③:面接後の辞退や内定辞退が多い

応募数や面接設定率は順調にもかかわらず採用数が伸びない場合、選考辞退率や内定承諾率に課題がある可能性があります。

 

【こんな状態になっていませんか?】
・面接は実施できているのに採用数が増えない
・選考途中で辞退されることが多い
・内定を出しても承諾につながらない
・辞退理由が把握できていない

 

上記のような場合、面接通過率や内定承諾率といったKPIを分析し、離脱要因を特定する必要があります。

求職者は複数の企業を比較しながら就職・転職活動を進めています。そのため、面接の進め方や応募者へのフォローによっては、他社へ流れてしまう可能性があります。

 

対策:面接通過率・内定承諾率を可視化し、辞退理由を分析する
→どの選考段階で離脱が発生しているのかを把握し、改善施策につなげること
(例)・選考辞退率を定期的に集計する
   ・内定辞退理由をヒアリングする
   ・面接官ごとの評価基準を統一する
   ・面接後のフォロー体制を強化する
   ・競合企業との比較で選ばれない要因を分析する

 

採用KPIを管理するうえでは、「何人面接したか」だけでなく、「何人が入社を決めたか」まで追うことが重要です。選考辞退率や内定承諾率を継続的に確認し、改善を繰り返すことで、最終的な採用人数の達成につながります。
面接の評価基準や質問例については、以下の記事をご覧ください。

  面接評価シートの無料テンプレート|基準・項目の作り方と質問例

弊社支援事例|データに基づいたKPI改善で採用単価46.8%削減と採用数57%アップを実現

弊社が支援したある企業では、「効果検証が不十分」「属人化によるリスク」「現場のリテラシー不足」といった課題を抱えていました。

そこで、データに基づいたKPI管理を徹底。

複数媒体の応募・コストデータを集約・可視化し、費用対効果の低いチャネルの予算を削減、採用困難な店舗へ予算を集中投下しました。

また、現場ヒアリングを通じて求人の魅力を言語化し、応募から1時間以内の連絡徹底や面接官トレーニングを実施。

これらのKPI改善の結果、掲載費用を約700万円削減しながら、採用数は457名から719名へと57%増加。

採用単価を91,073円から48,386円へと46.8%削減することに成功しました。

採用KPIのテンプレート活用に関するよくある質問

採用KPIの管理やテンプレートの活用に関して、多くの人事担当者から寄せられる質問とその回答をまとめました。

自社での運用を始める際の参考にしてください。

採用KPIを設定する時のポイントはありますか?

採用KPIを設定する時のポイントは以下のとおりです。

・目標とかけ離れた数値になっていないか確認する
・自社の状況に合わせて柔軟に数値を見直す
・数値にこだわりすぎない

採用KPIは、KGIを達成するためにあります。数値だけがひとり歩きして、本来の目的からズレないように注意が必要です。

Excelテンプレートで採用KPIを管理する際の注意点はありますか?

関数や入力規則の破損、更新漏れや二重入力といった人的ミスが起こりやすい点に注意が必要です。複数人での同時編集が難しく、担当者への業務の属人化を招くリスクもあります。

運用ルールを明確化し、定期的なバックアップを取るなどの対策が求められます。

管理する応募者数が増えてきた場合は、採用管理システム(ATS)の導入も検討すると良いでしょう。

中途採用と新卒採用では、テンプレートで管理すべきKPI項目は異なりますか?

基本的なKPI項目(応募数、各選考通過率など)は共通ですが、一部異なる点があります。

新卒採用では、インターンシップ参加者数や説明会参加者数、内定後のフォロー面談実施率なども重要なKPIです。

一方で中途採用は、職種や採用チャネル別のKPIをより詳細に管理することが求められます。

採用KPIテンプレートと採用管理システム(ATS)はどのように使い分ければよいですか?

採用KPIテンプレートは、コストをかけずに手軽に始められる点がメリットで、採用規模が比較的小さい企業に向いています。

一方、採用管理システム(ATS)は、応募者情報の一元管理や選考進捗の自動化、データ分析機能に優れており、採用規模が大きい企業や、複数チャネルを駆使して採用活動を行う企業に適しています。

まずはExcelでKPI管理を始め、業務の煩雑化やデータ管理の限界を感じたらATSへの移行を検討するのが良いでしょう。

まとめ

採用KPIの管理は、感覚的な採用活動から脱却し、データに基づいた戦略的な採用を実現するための第一歩です。

本記事で提供したExcelテンプレートや設定ステップを活用することで、自社の採用活動における課題を客観的に把握し、具体的な改善策を立てられるようになります。

目標達成に向けたロードマップを描き、採用活動の成果を最大化させてください。

執筆者

南 祐希

株式会社ノーザンライツ マーケティング担当

採用現場の声を拾いながら、課題解決のヒントを記事として発信しています。2度の転職と数多くのアルバイト経験あり。色んな働き方に触れてきたからこそ、”働きやすさ”や”応募のきっかけ”など求職者目線も踏まえながらお届けします。「人事担当者様と同じ目線で分かりやすく伝える」がモットーです。

「あと何件応募が必要?」がすぐわかる 採用KPI逆算シートを無料配布中

採用目標を立てても「何件応募が必要なのか分からない」「面接数は足りているのか判断できない」「どの選考フェーズに課題があるのか見えない」
という状態では、採用活動を改善することができません。 本資料では採用目標から必要応募数を自動逆算し、週次進捗や歩留まり率を管理できるExcelテンプレートを提供しています。

20秒完了資料DLはこちら

この記事をSHAREする

Facebook Twitter LINE
PAGE
TOP
お問い合わせ
資料請求
MENU
資料ダウンロード
資料ダウンロード
無料相談
無料相談
PAGE TOP