採用トレンド

2020.06.22

【アルバイトの採用時期】いつから採用活動始める?複業時代の働き方やコロナ禍の求職者の動向とは?<7~9月編>

【アルバイトの採用時期】いつから採用活動始める?複業時代の働き方やコロナ禍の求職者の動向とは?<7~9月編>

緊急事態宣言が6月に解除され、少しずつ人手が戻ってきたなと感じている人も
多いのではないでしょうか?

今年は学生の夏休みが短くなることもあり、夏休み期間を学生アルバイトさんに頼ってきた
店舗や企業にとってはいつもより人手不足を感じる夏になるかもしれません。

また、新型コロナウイルスの影響で採用活動をストップしていた企業もあるかと
思いますが、はたして今採用活動を始めていいのか?とお悩みの人事の方も多いかと思います。

とはいえ、秋のシルバーウィークや年末にかけて例年求職者が増えるのが
この7~9月の時期になります。

今回は、コロナ禍の求職者の動向や新しい働き方やいつから採用活動を始めれば良いのか?
についてお伝えしたいと思います。

コロナ禍の求職者の増減は?新しい働き方にも注目!

コロナ禍の求職者の増減は?新しい働き方にも注目!

6月に入り、全国的に緊急事態宣言が解除されました。
これにより事業を完全再開している企業もあれば、自主的に自粛を続けている企業も
あるかと思います。
そんな状況の中、採用マーケットや各社の採用活動はどうなっているのでしょうか?
また、この状況により求職者の動向はどうなったのでしょうか?

ここでは、採用マーケットの状況や求職者の動向について詳しくお伝えしていきます。

求職者の動向や採用マーケットの変化は?

4月7日に発令された緊急事態宣言により、採用マーケットは今までの超売り手市場から
買い手市場に変化しました。
6月に入り緊急事態宣言解除後も、少しずつ緩和されてはきているものの
依然として厚生労働省発表の有効求人倍率・有効求人票数は低下傾向にあります。

そんな中、求人数が増えているのは
・資源・空間・製品・情報通信の分野・食料・水・土壌・資源・ネット・
サービス・農業・食品工業などで、前年比の100%超えとなっています。
主に自粛期間中の巣ごもり生活やリモートワーク、コロナウィルス対策で
成長した分野になります。

私たちに馴染みのある企業でいうと、ドミノピザはデリバリーの売上が前年の1.7倍、
テイクアウトの売上が前年の1.4倍になっていて、
従業員をアルバイト・正社員含めて7400人採用したことが話題になっています。

生活にかかせない各社スーパーマーケットでは新しい生活様式に合わせて
お客様誘導係や清掃スタッフの求人数が増えています。
東京都内のスーパーマーケットでは来店者の手に消毒液をかけるスタッフが
配置されているケースも見受けられます。

それでも「今はまだ現状の人員で頑張る」という企業も少なくはありません。
そんな中、求職者の動向にも変化が見られています。

「複業ってなに?副業じゃないの??」求職者の新しい働き方

「複業」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
一般的に、空いた時間にちょっと働きながら収入を得ることを「副業」と言います。
それに対して「複業」は、複数の仕事をもつこと。
副業と比較して、収入、要する時間、労力が大きく、本業を複数持っていると
イメージするとわかりやすいかもしれません。
複業をしている人の人口は約300万人ほどで、コロナ禍で増加していると言われています。

理由としては、本業の収入減により2つ以上の仕事で収入を得ようと考える人が多くなったことと
リモートワーク推奨にともない、通勤時間分の自由な時間ができたことだと考えられます。

たとえば、
・会社事務×ライター/子育てママ×飲食店×先生/営業職×コンサル/3つ以上の会社でエンジニア
など、本業の経験を活かしている人もいれば、好きな事を仕事にしている人もいます。
メリットとしては、収入が1か所に固まらないことによって、リスクヘッジができることや
新たな人脈や新しいアイディアが生まれ、本業にも良い影響を及ぼす事が多いことです。

「複業」が増えることは企業にとってもメリットがあります。
固定人件費をかけずに優秀な人材に仕事を依頼できることや、採用に幅が生まれることです。
例えば企業HPのライティング、システム開発、研修などそのための人材を
社内で確保しようとすると固定人件費がかかりますが、
クラウドソーシングサービスなどを使って、個人に依頼をすれば人件費を抑えながら
優秀な人材に仕事を依頼することもできるということです。
経費を抑えるために採用活動はまだできないという方は、一度業務の切り出しを
考えてみてはいかがでしょうか?

7~9月の業界別&属性別の求人動向は?採用活動は今までと一緒で大丈夫?

7~9月の業界別&属性別の求人動向は?採用活動は今までと一緒で大丈夫?

コロナウィルスの影響は、7月以降徐々に収束していくのではないかという専門家の意見もあります。
収束後に慌てないために、例年の7~9月の求職者の動向や、業界別の動向についてお伝えします。
また今後の説明会、面接などの採用活動方法はどうなるのか?についてもお話します。

例年の7~9月の求人動向は?

◆7月8月は短期バイトが人気◆
例年7月8月は学生が長い夏休みに入ることもあり、
いつもはできないようなレジャー施設やリゾート地での短期バイトが人気です。
また子どもが夏休みで家にいることもあり、主婦層はあまり動かない時期になります。
今年は学生の夏休みが短くなることもあり、リゾート地というよりは
近場で短期バイトを探す人が増えるかもしれません。
また、子どもの夏休みが短くなるため例年動かない主婦層の動向にも期待ができます。

小売業は7月はセールなどがあり、繁忙期を迎えると思います。
検品、値札付け、梱包、レジなど、いつもは社員やアルバイトが行っていた仕事を切り出して、
短期バイトとして募集するのもいいかもしれません。

◆9月は大きく求職者が動くとき◆
夏が終わった9月は、夏休みで遊んだりセールで買い物をしたりと
使ったお金を取り戻すために、大きく求職者が動く月です。
学生は学校に慣れてアルバイトを探し始める、授業の合間にかけもちを始めるなど
積極的にアルバイトを探すタイミングです。
主婦層も子どもの学校が始まり、そろそろ働こうかなと思う時期でもあります。
早朝~昼間、夕方以降に人手が欲しい企業は、この時期に採用活動をするといいと思います。

求職者は働きたい時期の少し前から、求人サイトやネット検索を始める傾向にあるので
9月に採用活動をしたい場合は、遅くても8月頃から求人サイトに掲載するのがおすすめです◎

業界別の動向は?コロナ禍は採用のチャンス?

先ほどは求職者の動向をお伝えしましたが、7~9月の業界ごとの動向はどうなのでしょうか?
飲食・介護・アパレル業界についてお伝えします!

◆飲食業界◆
8月が閑散期のお店が多く、「今は人を増やさなくても大丈夫」という企業が多いかと思います。
年末年始の繁忙期に向けて採用を始めるなら、9月頃から採用活動を始め、
10~11月で採用した人を育成するとスムーズかもしれません。
また、テイクアウトやデリバリーを始めたお店は、8月の夏休みや9月の連休は
忙しくなるかもしれません。連休中だけの短期バイトの募集も有効かと思います。

◆介護業界◆
介護業界は一般企業のような繁忙期はありませんが、
冬期休暇にご家族を預けられる方が多くなる12月に間に合わせるのであれば、
9月のシルバーウィークが終わったころから募集をかけ始めるのが良いと思います。
また、このコロナ禍で求職者が増加しているため、
「今まで採用活動がうまくいかなかった…」という場合は、他の企業がまだ積極的に
採用活動を始めていない今に採用活動を始めるといいと思います。

◆アパレル業界◆
7月のセールが落ち着き、8月は閑散期になります。
9月にディベロッパーの優待などがありますが、どうしても人員が足りなそうな場合は
業務を切り出した短期バイトの募集をかけるのがいいかもしれません。
また、コロナ禍で店舗の売上は減少しているがECサイトの売上が好調で人手不足という
場合もあるかもしれません。
倉庫内の梱包や、販売受付の事務などをアルバイトを募集するといいかと思います。

コロナ禍により、求職者は増加しているので
一度求人サイトなどに掲載した際に、今までよりも応募数が増えることが見込めます。
「今までいい人がとれなかった…」「採用できたけどすぐにやめてしまって…」
という方は、今がチャンスかもしれません。
求人サイトに掲載する際には、「長期でほしいのか?短期でいいのか?」、
「アルバイトとして雇用したほうがいいのか、個人委託などの外注がいいのか」
を一度考えてから、採用活動を進めましょう◎

採用活動も新しい様式に!

緊急事態宣言解除後に、採用活動を始めた企業も増えてきていますが、
コロナウィルス感染防止の観点から、WEBでの合同説明会や面接を行う企業も増えてきています。

また、求職者からも「感染予防のためにWEB面接の方が安心」という声も多くあります。
「WEBはよくわからないし、苦手…」という方も、この機会に取り入れてみることを
おすすめします。
使い方に慣れていない方は、まずは試しに社内のMTGなどで使ってみるといいかもしれません。

WEB面接のツールは今たくさん出てきていて、Skypeやzoomのように
日常的によく使うものや、WEB面接専用のHARUTAKA、インタビューメーカーなど
本当に数多くあります。無料でできるもの、大人数対応できるものなど特長も様々ですので
用途に合わせて使ってみるといいと思います。

◆WEB説明会・面接での注意点◆
通常の面接と違い、実際に会って面接をするわけではないので、
いつもよりも大きめな声で話す事や、表情豊かに話した方が求職者にも良い印象になります。
身振り手振りも少しわざとらしいかな?ぐらいの方がいいかもしれません。
また、目線はカメラの方に向けるようにしましょう◎
面接の様子を録画もしくは録音する場合は、求職者に確認を取ってからすると印象が良いかと思います。
また、WEB面接はどうしても画像が固まったり、音声が途切れがちになりやすいです。
バッテリーと通信回線には気を付けながら行うようにしましょう。

場合によっては業務切り出しを考えるのも◎

今回は
「コロナ禍の求職者の動向や7~9月のアルバイト採用時期」について
お伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

◆求職者は増加傾向で、採用活動がうまくいっていなかった企業ほどチャンスがある
◆固定人件費を減らしたい場合は、業務の切り出しを考える
◆夏休みが終わるころが主婦層や学生の採用タイミング
◆採用活動は新しい様式で

この4つが重要なポイントになります◎
コロナウィルスの影響は続いていますが、
少しずついつもの日常に戻ってきているかと思います。

「急に業務量が前に戻って大変!」と慌てないように、
今から秋に向けて採用活動の準備を進めていきましょう◎

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